For the Record.

書き綴る.

Farewell 2019

実家に日帰り帰省して、いま帰った。
母も持病があり老いており、私もそう遠くない時期に介護の問題に向き合わなければならない。私自身も人生の終焉期に入っている。あまり時間は残されていない。

2019年は、自分の残りの人生、終焉期をどう生きるかを考えさせられた。
まず、10月の台風19号。「今住んでいるアパートが倒壊することはないだろうが、実家と母は心配だ。実家は持たないかもしれない。不可逆的に人生が変わってしまうかもしれない」とツイートした。幸いにも母も実家も無事だったが、この天災で少なくない人々の人生が変わってしまった。また、晩秋に後輩と同僚が相次いで退職したり、業界大手の代理店が倒産したりして、自分の仕事の将来を考えるようになった。2030年まで今の職場があるだろうか?たとえ会社が存在していたとして、組織再編や事業売却等で仕事が無くなる、居づらくなく、心身を壊してしまうなどリスクはいくらでもある。

そういうことで、自分の将来の進路について着想を得たいと思い、
「VUCA 変化の時代を生き抜く7つの条件」
「2030年の世界地図帳 あたらしい経済とSDGs、未来への展望」
「21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考」
を立て続けに読んだ。

次の10年は、「この世は無常であり、苦であり、無我である」ことを突き付けられる残酷な時代になるんだなと。不安定が常態となり、非日常が日常となる時代。それで、先週から「2030年にどうなっていたいか?」ということを延々と考えていて、最終的に「AI・グローバル化の時代にも働き残れること、業界や職種が変わっても何かしら糊口を凌げるようにしたい」というヴィジョンを立てて、そこから来年の目標を立てた。