For the Record.

書き綴る.

Farewell 2021

今年は大晦日に実家に日帰り帰省した。

今年は2月に後厄祓いを受けたおかげか、かねてから燻っていた仕事上の懸案などのマイナスの要素がだんだんと片付いていき無難に過ぎていったが、最後の12月に新部署立ち上げの責任者に指名されるという急転回があった。この1年で個人的に試行していて成果を上げた取り組みが上層部に評価されたのだ。

「その成功例を後輩に伝授しろ」とは言われそうだったので、そのための準備はしていたが、まさか新部署立ち上げまで話が大きくなるとは思わなかった。新しい営業手法のチームをゼロから立ち上げることになる。それを自分がやりきれるのか、当初は戸惑いと大きな不安があった。

その時、厄祓いに行った時に引いた大吉の八方除おみくじを思い出した。御守り代わりに持っていたそのおみくじの「仕事」の項目を見てみると「実力を発揮する時です。決断するなら今。」と書いてあり、まさに状況を示唆しているようでハッとした。

昨年の大晦日に、こう書いていた。

不可逆的に変わる世界に対応できず、消えていく側の人間になるのかという恐れ。かつて産業革命で失業した人々のように。自分の仕事、働き口がなくなるんじゃないか、リストラ等は起きるんじゃないか。まだ漠然としか思っていないけど、来年の今日はそれが起きていて、陰鬱な気持ちかもしれない。

新しい仕事は大きなチャンスだと思うようになった。自身のキャリアパスに新しい可能性を見出せるかもしれない。VUCAの時代を生きるにあたって、自分が切り出せるカードの一つになるかもしれない。来年から新部署立ち上げの仕事をやる。そして来年の大晦日にどんな心境になっているだろうか。