For the Record.

書き綴る.

Farewell 2020

今年はコロナの件もあり、実家には帰省しないことにした。

昨年の今日、こう書いている。”次の10年は、「この世は無常であり、苦であり、無我である」ことを突き付けられる残酷な時代になるんだなと。不安定が常態となり、非日常が日常となる時代”と。。。10年かけてそういう時代に到達すると思っていたのに、まさかたった1年でその時代が完成してしまうとは。

2020年は、コロナという急激かつ不可逆な変化に翻弄され、過ぎ去ってしまった1年だった。3月くらいから「感染拡大がやばそうだ」となったところから転がるようにマスクが入手困難になり、一ヶ月近い在宅勤務が始まった。顧客面談でもOfficeのTeamsを常用するようになり、外出では常にマスクを着用する。顧客訪問の営業活動がなくても、実は売上は落ちない&顧客側の購買行動の変化が白日に晒される。そしてそれらは一過性のものではなく、不可逆なものとして定着してしまった。まるで何年も前からそうであったかのように。

5月にも思った。不可逆的に変わる世界に対応できず、消えている側の人間になるのかという恐れ。かつて産業革命で失業した人々のように。自分の仕事、働き口がなくなるんじゃないか、リストラ等は起きるんじゃないか。まだ漠然としか思っていないけど、来年の今日はそれが起きていて、陰鬱な気持ちかもしれない。